学校長メッセージ

大地を踏みしめ 未来を見渡せ!!

大地を踏みしめ 未来を見渡せ!!

北海学園札幌高等学校 校長竹越 広志

北海学園札幌高等学校 校長 竹越 広志

21世紀の世界は、一層のグローバル化やさまざまな技術革新の影響により、私たちがこれまでに経験したことのない、予測が困難な変化に社会全体で対応していかなければならないと言われています。その一つの例として、新型コロナウイルス感染症の世界的大流行による、マスクの着装やソーシャルディスタンス、オンライン授業といった新たな生活様式が生み出されていることがあげられます。誰もが予想もしなかったこのような社会状況の中、多感な時期を生きるみなさんが、持続可能な社会を築くためいろいろな課題に取り組む必要に迫られています。

本校の教育方針は、「未来と世界を見据えて、逞しさと豊かな教養を身につけ、21世紀社会のリーダーとなり得る質実剛健な人物を養成する」ことにあり、この方針の中にある「質実剛健」とは、物事に常に誠実に取り組み、困難にひるむことなく主体的に考え行動する精神を表しています。この精神にもとづき、これからの社会において必要な広い視野と教養、新しい価値を創造する力、市民社会の一員としてSDGsを意識し社会に貢献していく人材を養成することを本校の目標としています。そのための教育やサポートを全力で行います。そこで、みなさんの「可能性」を高めるために「育てる学び舎」として、4つからなるコース制を導入しています。1年次は国公立大学を目指す「特進コース」と文武両道で個性を伸ばす「総進コース」、2年次からはこれらに加え、国際理解を深め世界に目を向ける「グローバルコース」と医療の仕事を目指し奉仕の心を育む「メディカル・プレップコース」が加わります。

この他、AIを活用した教科指導の導入や併設大学から語学やプログラミングの専門家を招いて教育に取り組むなど、教育プログラム開発と教育施設の充実を図っています。他にも併設大学への推薦入学制度があり多くの生徒が北海学園大学・北海商科大学に入学しています。もちろん、勉強だけではなく、部活動を通して、スポ-ツや芸術・文化活動に打ち込むことも大切です。自らを鍛えることはもちろん、学年の異なる生徒たちと接し、他校の生徒との交流の中で、他者への礼節と思いやりを持って人間関係を築くことを得るはずです。これらのことは、かけがえのない財産となるはずです。本校は、"入学した生徒達の「未来に対する責任」を負う覚悟"を持って、教育に取り組んでまいります。
100年を超える歴史と伝統の学校法人北海学園としての総合力に、「育てる学び舎」としての北海学園札幌高等学校に、みなさんの高校生活を託してみませんか。