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2025.10.31

グローバルコース

2年 グローバルコース ポートランド研修 Day13~14

お知らせ

 13日目は、午前中に授業を受けたあと、ポートランド中心部にある「PAE Living Building」を訪れました。建築やエンジニアリングを手がけるPAE社の本社ビルであり、世界最高水準の環境建築認証である「Living Building Challenge」を取得しています。驚くことに、市の下水道や電力網には一切つながっておらず、建物に必要な水や電気などのエネルギーをすべてを自ら生み出しています。水は、屋上に降った雨水をろ過して使用、電力は太陽光と蓄電システムのハイブリットでまかなわれています。さらに、トイレの排泄物は飛行機のような真空吸引で地下に集められ、堆肥として地域の農家に還元される仕組みもあります。建物の仕組みだけでなく、内装にも木材や自然光を取り入れる工夫が多く見られ、温かみのある素敵な空間です。「こんなところで働いてみたい!」という声が生徒から上がっていました。

 14日目は、日本人のHiro Hor製ieさんがポートランドの西隣にあるBeaverton(ビーバートン)という街に開いた「おやつパンベーカリー」を訪れました。敷島製パンで働いていたHiroさんは、仕事でアメリカを訪れた際、「寿司やラーメンなどの日本食は広まっているのに、なぜ日本のパン屋がないのはなぜだろう」と感じ、このお店を立ち上げたそうです。アメリカでは、パン屋というとケーキを売る店を指すことが多く、日本のような総菜パンや菓子パンは珍しいのです。そんな創業のエピソードを説明していただき、実際にパンも購入して味わいました。

 その後は、「NIKE本社キャンパスツアー」に参加しました。世界的ブランドとして知られるNIKEの歴史や日本との関り、環境への取り組み、社員の働きやすさを重視した職場づくりなどについて、ガイドの方から英語で説明を受けながら学びました。広大な敷地に点在する建物や、NIKEを愛用して世界的アスリートの数々に、大興奮な様子の生徒でした。